朝。
突然、母ミチコが私を大声で呼んだ。
「早くっ!早く来てっ!!」
驚いて駆けつける。
ミチコは玄関脇にある木の幹の下に目を凝らして
必死に何かを見つけようとしている。
「何があったん?」
何者かが我が家の敷地内に侵入していたらしい。
ミチコと目が合い数秒見つめあった後、逃走したようだ。
私が訊ねると、容疑者の容姿を語り出した。
その内容はこうだ。
・目はくりくりっとして可愛い(りす系)
・ふわふわの毛並み
・小さくて細長い
いたち??フェレット???
ペットとして飼われていた物が逃げ出したのだろうか。
ミチコ:「なんでうちの庭にでたんじゃろうねぇ。」
私 :「
うちみたいに森のように草木が伸び放題の家、他にないけぇじゃない?」
ミチコ:「
それもそうじゃねぇ。」
・・・って、おかあさぁ~ん!!
褒めたんじゃないんですけど。。